分析装置を用いたエクソーム解析調査
日本では、農林水産省がわれわれが毎日食している食材に対して、非常に徹底した検査を実施されています。
たとえば食肉に関しては、1990年から自由貿易を実現してたくさんの品が世界各地から輸入をされるようになりました。
鶏ならブラジル・チリ・スペイン、牛肉はアメリカとオーストラリアとなります。
また加工品も輸入が解禁をされており、豊かな食卓となったわけです。
しかし、海外で生産をされている食肉は遺伝子組み換えで誕生をしているものが多く、これらは発がん性を危惧されるものとなります。
農林水産省では輸入時は、国内の安全基準に準じたものしか市場に行きわたらないようにされています。
その際は税関でエクソーム解析を実施しており、細胞単位で商品の安全性を調べるのが基本となりました。
エクソーム解析では専用の分析装置を活用しますが、それを開発・生産されているのが株式会社理研ジェネシスです。
1999年に東京・品川区で設立をされた会社で、本来は医療器具の開発をされていました。
エクソーム解析とは特殊なアルファ波と呼ばれる放射線を照射して検査を実施するもので、以前だと臨床検査技師の資格がないとおこなえませんでした。
株式会社理研ジェネシスではその資格が不要で簡単に調査ができる装置を、2005年に開発をされました。
一度に100個の検体を搭載することもでき、約10分間で詳細な細胞分析の結果を得ることが可能です。
多様な現場で活躍しています。